Excel の TEXTBEFORE 関数は、特定の区切り文字の「前の部分」を取り出す関数です。TEXTAFTER の逆バージョンで、Excel 365 / 2021 以降で使用できます。
🔧 構文
TEXTBEFORE(文字列, 区切り文字, [出現回数], [空の場合の値], [一致の種類], [スキャンの方向])
🧩 引数の説明
| 引数 | 内容 |
|---|---|
文字列 | 処理対象の文字列またはセル参照 |
区切り文字 | 基準となる文字列(この「前」を取得) |
[出現回数] | 何回目の区切り文字の前を取得するか(既定値は 1) |
[空の場合の値] | 該当しない場合に返す値(省略可能) |
[一致の種類] | 大文字小文字の区別(0=区別する、1=区別しない。既定値は0) |
[スキャンの方向] | スキャン方向(1=左から、-1=右から。既定値は1) |
🧪 使用例
📌 例 1:カンマの前を取り出す
=TEXTBEFORE("名前,住所,電話番号", ",")
▶ 結果:名前
📌 例 2:2 番目のカンマの前を取り出す
=TEXTBEFORE("名前,住所,電話番号", ",", 2)
▶ 結果:名前,住所
📌 例 3:見つからないときの代替値を指定
=TEXTBEFORE("名前だけ", ",", 1, "区切りなし")
▶ 結果:区切りなし
✅ よくある使い方
- ファイル名から拡張子を除く
=TEXTBEFORE("report2024.xlsx", ".") → report2024 - メールアドレスのユーザー名部分を取り出す
=TEXTBEFORE("[email protected]", "@") → user
⚠ 注意点
TEXTAFTER関数と対で使うと非常に便利です。- Excel の旧バージョン(2019以前)では使用不可。
- 正規表現などの高度な文字列処理には非対応です。