DDB 関数は、定率法(倍数定率法)による減価償却費を計算する Excel の財務関数です。
📘 構文
DDB(cost, salvage, life, period, [factor])
📥 引数
| 引数 | 説明 |
|---|---|
cost | 資産の取得原価(購入価格) |
salvage | 資産の残存価値(耐用年数終了時の価値) |
life | 資産の耐用年数(償却可能期間) |
period | 減価償却費を計算したい期間(期間番号:1,2,3,…) |
[factor] | (省略可)減価償却の倍率。省略時は 2(倍数定率法) |
📈 動作説明
- 指定した倍率 (
factor) の定率法で、指定期間の減価償却費を計算します。 factorが2の場合は「倍数定率法」、1の場合は「定額法」として計算されます。- 資産の残存価値を下回らないように計算します。
🧮 使用例
=DDB(100000, 10000, 5, 1)
- 取得原価:100,000円
- 残存価値:10,000円
- 耐用年数:5年
- 1年目の減価償却費を倍数定率法(factor=2)で計算
=DDB(100000, 10000, 5, 1, 1.5)
- 倍率を1.5にして、1年目の減価償却費を計算
✅ 補足
factorを変えることで減価償却の加速度を調整できます。- 期間ごとに減価償却費は変わるため、毎期間ごとに計算する必要があります。
- 計算結果は残存価値を下回らないように調整されます。
🔁 関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|---|
DDB | 倍数定率法による減価償却費計算 |
DB | 定率法に近い減価償却費計算 |
SLN | 定額法による均等減価償却費計算 |
SYD | 年数総和法による減価償却費計算 |
資産の加速度的な減価償却費計算に役立つ関数です。