Excel の DSTDEV 関数は、データベース関数の一つで、
指定した条件に一致するレコードの中から、標本標準偏差(標本の分布のばらつき)を求める関数です。
🔹 構文
DSTDEV(データベース, フィールド, 条件)
🔸 引数の説明
| 引数 | 内容 |
|---|---|
| データベース | データベース全体の範囲(列見出し含む) |
| フィールド | 標準偏差を求めたい列の指定(列名 “売上” または 列番号) |
| 条件 | 条件を指定した範囲(列見出しを含む) |
🔹 「標本」とは?
DSTDEV は 標本標準偏差(sample standard deviation) を返します。
母集団全体がわかっている場合は DSTDEVP(母集団の標準偏差)を使います。
🔹 使用例
✅ データ(A1:C6)
| 商品 | 売上 | 店舗 |
|---|---|---|
| A | 100 | 東京 |
| B | 200 | 大阪 |
| A | 300 | 名古屋 |
| A | 150 | 東京 |
| B | 250 | 東京 |
✅ 条件(E1:F2)
| 商品 | 店舗 |
|---|---|
| A | 東京 |
✅ 関数
=DSTDEV(A1:C6, "売上", E1:F2)
▶ 結果
35.36(小数点以下は環境により異なる)
「商品=A」「店舗=東京」のデータは:
- 売上 = 100, 150
この2つの値から標本標準偏差を計算すると ≈ 35.36
🔸 注意点
- 標本データ数が 1以下 の場合、結果は エラー(#DIV/0!) になります。
DSTDEVP(母集団)との違いに注意:DSTDEV→ 標本DSTDEVP→ 母集団
✅ よく一緒に使われる関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
DSTDEV | 標本の標準偏差 |
DSTDEVP | 母集団の標準偏差 |
DVAR | 標本の分散(偏差の2乗) |
DSUM | 合計 |
DCOUNT | カウント(数値のみ) |