ISPMT は Excel の財務関数で、元金が均等に返済されるローンにおいて、特定の期に支払われる利息額を計算するために使います(**元金均等返済法(定額元本返済)**に基づく利息計算)。
🔹構文(Syntax)
=ISPMT(利率, 期, 期間数, 元本)
🔹引数の説明
| 引数 | 説明 |
|---|---|
利率 | 各期の利率(たとえば年利を月利にするなら 年利 ÷ 12) |
期 | 利息を求める対象の期(最初の期は 0) |
期間数 | 全体の支払期間(例:12回) |
元本 | 借入金額(負の値として入力が一般的) |
🔹使い方の例
たとえば:
- 借入額:1,200,000 円(元本)
- 年利:6%(→ 月利は 0.06 ÷ 12 = 0.005)
- 支払い回数:12 回(毎月)
- 第 1 回(= 期番号 0)の利息額を求める:
=ISPMT(0.005, 0, 12, -1200000)
✅ 結果 → 最初の支払いに含まれる利息(5,000 円)
🔹この関数が使える場面
- 元金均等返済方式のローン(返済ごとに元金は一定、利息は減少)
- 住宅ローンや社債の返済計画の利息部分を見積もるとき
🔹補足:元利均等返済との違い
ISPMT:元金一定・利息が減っていく(=元金均等返済)IPMT:元利合計一定・利息と元本の割合が変わる(=元利均等返済)
🔹比較例:ISPMT と IPMT の違い
| 関数 | 仕組み | 利息はどう変わる? |
|---|---|---|
ISPMT | 元金均等返済 | 回を追うごとに減少 |
IPMT | 元利均等返済 | 回を追うごとに減少(ただし元本は増加) |