IRR は Excel の財務関数のひとつで、投資に対する内部収益率(Internal Rate of Return)を計算するために使います。これは、キャッシュフローの現在価値の合計がゼロになる割引率を求めます。
🔹構文(Syntax)
=IRR(値, [推定値])
🔹引数の説明
| 引数 | 説明 |
|---|---|
値 | 投資におけるキャッシュフロー(数値の配列またはセル範囲)。最初の値は通常マイナス(投資額)、その後はプラス(利益)。 |
[推定値] | (省略可能)IRRの初期推定値。通常は省略可(初期値は10% = 0.1)。 |
🔹使い方の例
📘 例:ある投資のキャッシュフローが次の通り
| 年 | キャッシュフロー |
|---|---|
| 0 | -100000(投資) |
| 1 | 20000 |
| 2 | 30000 |
| 3 | 40000 |
| 4 | 35000 |
セル A1:A5 にこのデータがある場合:
=IRR(A1:A5)
✅ 結果:IRR(内部収益率)が返されます(例:およそ 11.79%)
🔹IRR の意味と用途
- IRR > 資本コスト → 投資は採算あり
- IRR < 資本コスト → 投資は不採算
- プロジェクトの収益性を評価するために使われます
🔹注意点
- 少なくとも1つの負の値(投資)と1つの正の値(収益)が必要です。
- 複数の IRR(根)が存在する場合があります(特にキャッシュフローが何度も正負に変わるとき)。
- 正しい結果が出ない場合は
XIRR関数(不定期なキャッシュフローに対応)を使うとよいです。
🔹関連関数
| 関数 | 用途 |
|---|---|
XIRR | 不規則な日付のキャッシュフローの IRR を計算 |
NPV | 正味現在価値(Net Present Value) |
RATE | 各期の定期支払いに基づく利率計算 |