MODE.MULT 関数は、Excel において 最頻値(モード)を複数返す 関数です。
複数の値が同じ回数で最も多く出現した場合、すべての最頻値を返すために使用します。
🔹 MODE.MULT 関数の書式
MODE.MULT(数値1, [数値2], ...)
- 数値1, 数値2, …:対象となる数値または範囲(最大 255 個)
- 複数の範囲も指定可能
🔹 対応バージョン
- Excel 2010 以降で利用可能
- 動的配列に対応した Excel(Excel 365 など)では自動展開されます
- 旧バージョンでは 配列数式 として
Ctrl + Shift + Enterが必要
🔹 使用例
例:複数の最頻値を返す
| A列 |
|---|
| 2 |
| 3 |
| 2 |
| 5 |
| 3 |
| 7 |
=MODE.MULT(A1:A6)
👉 結果(Excel 365 などでは自動で縦に展開):
2
3
2と3がどちらも2回出現しており、最も多いため両方が最頻値
🔹 結果の表示方法(古いExcel)
Excel 2010〜2016などの 動的配列未対応バージョンでは、配列数式として入力する必要があります:
- 返すセル範囲を あらかじめ複数選択(例:2行分)
- 数式バーに
=MODE.MULT(A1:A6)を入力 - Ctrl + Shift + Enter を押して確定
🔹 注意点
| ポイント | 説明 |
|---|---|
| 出現頻度が同じ | 同数回出現する最頻値すべてを返す |
| 数値が1種類しか最頻でない | MODE.SNGL でも同じ結果 |
| 最頻値が存在しない(すべて1回) | エラー #N/A が返る |
| 数値以外の値 | 無視される(空白や文字列など) |
🔹 関連関数
| 関数名 | 内容 |
|---|---|
MODE.SNGL | 最も多く出現した値(1つのみ) |
MODE.MULT | 最頻値が複数ある場合にすべて返す |
MEDIAN | 中央値 |
AVERAGE | 平均値 |