Excel 関数 PPMT は、ローンや投資の特定の支払期における「元本部分」 を求めるための関数です。
これは、定額返済(元利均等返済)において、各回の支払いのうち元本に充てられる金額を知りたいときに使います。
📌 PPMT 関数の構文
PPMT(rate, per, nper, pv, [fv], [type])
🧩 引数の説明
| 引数 | 内容 |
|---|---|
rate | 各期間の利率(例:年5%を月払いなら 0.05 / 12) |
per | 元本を計算する対象の期(1 から nper までの整数) |
nper | 総支払回数(例:30年ローンで月払いなら 30 * 12 = 360) |
pv | 現在価値(ローンの元本、借入金など) |
[fv] | 将来価値(最終残高。通常は 0)※省略可 |
[type] | 支払いのタイミング(省略可)0 = 期末(デフォルト)1 = 期首 |
✅ 使用例
例:月々返済の住宅ローンで、第1回目に返済される元本部分を求める
=PPMT(0.05 / 12, 1, 30 * 12, -3000000)
- 年利5%、30年ローン(360回)、借入額300万円(月払い)
- 第1回目の元本返済額が計算されます
- 結果 → 第1回目の返済に含まれる元本部分(例:3,600円 など)
📘 ポイント
- 結果は通常「マイナス値」で返ります → お金が出ていくことを意味します。
pvを正にしたい場合は、結果に-1 *をかけると「元本返済額」がプラスで表示されます。
🔁 PPMT と 関連関数の違い
| 関数 | 内容 |
|---|---|
PMT | 毎回の総支払額(元本+利息) |
PPMT | 各回の支払いのうち「元本部分」 |
IPMT | 各回の支払いのうち「利息部分」 |
例として、ある回の支払内訳は:
🔧 応用:ローン返済表の作成
- 各回の
PPMTを行ごとに計算すれば、元本の減少スケジュールを作成できます。 IPMTを併用すれば、利息・元本の内訳が見える返済表が作れます。