Excel 関数 T.INV は、累積分布関数の確率に対応する t 値(t statistic) を返す関数です。
🔍 概要
T.INV(probability, degrees_freedom)
📌 引数
| 引数 | 内容 |
|---|---|
probability | 左側累積確率(0~1 の間)。 |
degrees_freedom | 自由度(通常はサンプルサイズ − 1) |
🎯 目的
- 累積確率(左側)に対応する t 値 を求める。
- つまり「この確率以下になる t 値は何か?」を逆算できます。
✅ 使用例
=T.INV(0.95, 10)
- 自由度 10 の t 分布で、左側の累積確率が 0.95 に対応する t 値を返します。
- 結果は正の t 値(上位 5% の境界)になります。
⚠️ 注意点
T.INVは 片側累積確率(左側) に対応。- 両側検定のための t 値を求めたい場合は、
T.INV.2Tを使用します。
🧠 関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|---|
T.INV.2T | 両側検定に対応した確率に対する t 値を返す |
T.DIST | t 値に対する左側累積確率を返す |
T.DIST.RT | t 値に対する右側確率(p 値)を返す |
🎓 例(片側検定)
「自由度 20 のとき、有意水準 5% の片側検定で使う臨界値を求めたい」
=T.INV(0.95, 20)
- 上位 5% の境界にある t 値(臨界値)を求められます。