BETA.INV 関数は、Excel において ベータ分布の累積分布関数(CDF)の逆関数を求める関数です。つまり、ある確率に対応する x の値を返します。
🔢 構文
BETA.INV(probability, alpha, beta, [A], [B])
| 引数 | 説明 |
|---|---|
probability | 累積確率(0〜1 の範囲) |
alpha | 形状パラメータ α(> 0) |
beta | 形状パラメータ β(> 0) |
[A] | 最小値(省略可。既定値は 0) |
[B] | 最大値(省略可。既定値は 1) |
🧮 機能
この関数は、次のような問いに答えます:
ベータ分布 B(α, β) において、累積確率
p以下になる x の値 は何か?
✅ 使用例
例 1:標準ベータ分布(0~1)
=BETA.INV(0.9, 2, 5)
- 結果:約
0.6726
→ 累積確率が 90% になる x の値
例 2:範囲を指定したベータ分布(A=0, B=10)
=BETA.INV(0.5, 2, 2, 0, 10)
- 結果:
5(中央値)
⚠️ 注意点
probabilityは 0〜1 の間でなければなりません。範囲外だと#NUM!エラーになります。alphaとbetaは正の数である必要があります。[A]と[B]を指定すると、結果の範囲もそれに合わせて変わります(例:0〜10 の範囲内で結果が返る)。
🔗 関連関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
BETA.DIST | ベータ分布の値(確率密度関数または累積分布関数) |
NORM.INV | 正規分布の逆関数 |
BINOM.INV | 二項分布の逆関数 |
GAMMA.INV | ガンマ分布の逆関数 |
📌 ベータ分布の用途
- ベイズ統計(事前分布・事後分布)
- A/B テストの信頼区間
- 確率的モデリング