CHISQ.INV 関数は、Excel において カイ二乗分布の累積分布関数(CDF)の逆関数を求める関数です。
つまり、指定された累積確率(左側)に対応するカイ二乗統計量の値を返します。
🔢 構文
CHISQ.INV(probability, deg_freedom)
| 引数 | 説明 |
|---|---|
probability | 累積確率(左側)0〜1 の範囲 |
deg_freedom | 自由度(1 以上の整数) |
📌 意味
この関数は、次の問いに答えます:
自由度
dfのカイ二乗分布で、累積確率(P(X ≤ x))がprobabilityになるような x は?
✅ 使用例
例 1:自由度 2、累積確率 0.9 に対応するカイ二乗値
=CHISQ.INV(0.9, 2)
- 結果:約
4.605 - 解釈:P(X ≤ 4.605) ≈ 90%
⚠️ 注意点
probabilityは 0~1 の間でなければ#NUM!エラーになります。deg_freedomは 1 以上の整数でなければ#VALUE!または#NUM!エラー。
🔗 関連関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
CHISQ.DIST | カイ二乗分布の累積または確率密度を返す |
CHISQ.DIST.RT | 右裾(p値)の累積確率を返す |
CHISQ.INV.RT | 右裾の確率に対応するカイ二乗値(臨界値) |
CHISQ.TEST | 観察値と期待値の統計的差異を検定 |
🧠 活用例
- 臨界値の計算:有意水準 α = 0.05 に対応するカイ二乗値を知りたいとき
=CHISQ.INV(0.95, 4) → 自由度 4、上位 5% の境界 - 信頼区間の端点の計算
- 検定の逆解析(どの統計量がどの程度の p 値になるか)