Excel 関数 T.TEST は、2つのデータセットの平均の差について t 検定(Studentのt検定)を行い、p値を返す関数です。
🔍 概要
T.TEST(array1, array2, tails, type)
📌 引数の説明
| 引数 | 説明 |
|---|
array1 | 1つ目のデータセット |
array2 | 2つ目のデータセット |
tails | 両側 or 片側検定: 1 = 片側検定、2 = 両側検定 |
type | t検定の種類: 1 = 対応のある t 検定(対応あり)2 = 等分散(独立)3 = 不等分散(Welch 検定) |
🎯 目的
- 2つのグループの平均値が 統計的に有意に異なるか を調べる。
- 結果として返される p 値 を使って、帰無仮説(「差はない」)を検定します。
✅ 使用例
=T.TEST(A1:A10, B1:B10, 2, 3)
A1:A10 と B1:B10 のデータ間で、- 両側検定(2)
- 不等分散(Welch 検定、3)
- の条件で t 検定の p 値 を求める。
🎓 t 検定の種類(type)
| type | 検定の種類 | 使用シーン例 |
|---|
| 1 | 対応のある t 検定 | 同一被験者の前後比較など |
| 2 | 対応のない t 検定(等分散仮定) | 独立2群で、分散が同じと仮定する場合 |
| 3 | 対応のない t 検定(不等分散) | 独立2群で、分散が異なる可能性がある(Welch検定)推奨される |
🧪 検定の流れ(概要)
T.TEST を実行し p 値 を取得。- 有意水準(通常は 0.05)と比較。
p 値 < 0.05 → 統計的に有意な差がある → 帰無仮説を棄却。
⚠️ 注意点
T.TEST は p 値だけを返す(t 値や自由度は返さない)。- 分散が等しいかどうか不明な場合は、通常 type = 3(Welch検定) を使うのが安全。
📘 関連関数
| 関数名 | 用途 |
|---|
T.DIST.2T | t 値に対する両側の累積確率を求める |
T.INV.2T | 有意水準に対応する t 値(臨界値)を求める |
VAR.S | 標本分散(分散の等不等の判断に) |
F.TEST | 2 群の分散が等しいかどうかを検定する |
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