Excel 関数 TREND は、既存のデータに基づいて将来の値を予測するための回帰分析関数です。特に 線形回帰(直線的な傾向) を使って予測を行います。
🔍 概要
TREND(known_y's, [known_x's], [new_x's], [const])
📌 引数の説明
| 引数 | 説明 |
|---|
known_y's | 既知の y の値(目的変数) |
known_x's | 既知の x の値(説明変数)省略可。省略時は連番(1,2,3…)が使われる |
new_x's | 予測したい x の値(未来の x)省略時は known_x's と同じになる |
const | 切片を 0 にするか:省略または TRUE = 切片あり、FALSE =切片なし |
🎯 目的
- 線形関係
y = ax + b に基づいて、新しい x に対応する y を予測する。 - 単回帰や多変量回帰の簡易的な分析・予測に使われます。
✅ 使用例①(単純な予測)
=TREND(B2:B6, A2:A6, A7:A9)
- A2:A6 に対応する B2:B6 の傾向に基づいて、
- A7:A9 に対応する y の予測値を返します。
✅ 使用例②(x を省略:自動で連番)
=TREND(B2:B6)
- A2:A6 が 1,2,3,… であると仮定し、将来の傾向を予測。
✅ 使用例③(切片をゼロに固定)
=TREND(B2:B6, A2:A6, A7:A9, FALSE)
📘 補足:TREND vs FORECAST.LINEAR
| 関数名 | 特徴 |
|---|
TREND | 複数の x に対応可能(多変量対応) |
FORECAST.LINEAR | 単一の x に対する予測(1 対 1 の関係) |
🔢 出力について
TREND は 配列関数(複数の予測値を返す)です。- 新しい Excel(動的配列対応)ではセルにそのまま入力すればOK。
- 古い Excel では、範囲選択+
Ctrl + Shift + Enter で配列数式として入力。
🧠 関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|
FORECAST.LINEAR | 1つの x に対して予測値を返す(単変量) |
LINEST | 回帰分析の詳細(係数・決定係数など) |
SLOPE | 傾き(a)だけを返す |
INTERCEPT | 切片(b)だけを返す |
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